GL静脈経腸栄養ガイドライン 第3版(2013)
治療のポイント
・十分な経口摂取を望めず栄養療法を継続的に行う必要のある症例で,腸管が機能しているならば経腸栄養を選択する.
・人工的栄養投与はその手技,トラブルシューティング,栄養管理,口腔衛生など,家族をはじめとする介護者の担う部分が多く,本人・介護者の納得のうえ開始することと,困りごとをよく相談できる体制が必要である.
・エネルギーおよび栄養素を過不足なく適切かつ安全に投与していくことが求められる.栄養剤は漫然投与ではなく(体重などで)栄養状態をよく評価し,投与量を加減する.
A経管栄養の適応と投与経路
経口摂取が不十分であり,腸管が機能している場合は経腸栄養を選択する.摂食嚥下障害(脳血管障害,神経・筋疾患,頭頸部外傷や腫瘍など)が適応となる.認知症や老衰,慢性疾患などの終末期においては背景疾患の回復なくして栄養療法を継続することは苦痛を加え