治療のポイント
・がん疼痛は痛みの評価を適切に行ったのち,その評価に応じて非オピオイド鎮痛薬,オピオイド鎮痛薬および鎮痛補助薬を適切に使用する必要がある.そのなかでもオピオイド鎮痛薬は痛みの程度に応じて投与量を設定し,痛みが出現しないように副作用に留意しながら定期的に投与する.
・癌の進行による身体状態の変化に伴い,注射による鎮痛療法などの投与経路を検討する必要がある.
◆治療方針
悪性腫瘍患者はオピオイド鎮痛薬による疼痛コントロールが必要になることが多い.オピオイド鎮痛薬は痛みに応じた投与量の設定を行い,痛みが出現しないように副作用に留意しながら定期的に投与する.それに加えて,突然の痛み(突出痛)に対してはその都度レスキュードーズの投与を行う.オピオイド鎮痛薬の投与経路には,経口薬を基本とし,坐薬,貼付剤,静脈・皮下持続投与がある.さまざまな理由で経口摂取が困難となった場合や,高度な疼痛があり