肝破裂に肝後面下大静脈あるいは肝静脈損傷合併例に対し,下大静脈からの出血の制御のために種々の補助手段が用いられているが,最も血圧の変動の少ないシャントが本シャントである。1968年,シュロック(Schrock T)らは本方法を考案し,2例の患者に適用したが,不幸にして2例とも死亡した。最初の手術成功例は1971年,ブリッ
辞書
右房下大静脈内シャント
ウボウカダイジョウミャクナイシャント
[英]atrio-caval shunt
[同義語]シュロック・シャント Schrock shunt
初出:医学書院 医学大辞典 第2版
発行:2009年2月
収載:医学書院 医療情報サービス(2024年11月7日 掲-ID:dic_00582-02_a001b003c032z0007)