血液ガス測定のタイミング
●酸素投与量を変更してから定常状態になるまで健常者では5分,COPD患者では20分の時間が必要である.
●シリンジ内の空気は2分以内に押し出し,常温では20分以内に測定する必要がある.
●PaO2は4-22℃では10分は変化しないが20分で低下する.0℃では30分でも変化しない.
●pH,PaCO2,HCO3-は30分経っても変化しない.0℃ならば60分は安定している.
●空気混入2分でPaO2が変化し,3分でPaCO2が変化する.
Br Med J (Clin Res Ed). 1982 Mar 27; 284(6320): 923-7
低酸素血症・呼吸不全の判読
●PaO2の40-50-60(mmHg)はSaO2の70-80-90(%)に対応する.
●健常者のPaO2は20歳ではおおよそ100mmHgで10歳ごとに3-4mmHg下がる.
●呼吸不全でA-aDO2が正常ならば換気量
関連リンク
- 治療薬マニュアル2024/アムホテリシンB《ファンギゾン》
- 治療薬マニュアル2024/アムホテリシンB(リポソーム製剤)《アムビゾーム》
- 治療薬マニュアル2024/アセタゾラミド《ダイアモックス》
- 治療薬マニュアル2024/イソニアジド《イスコチン》
- 今日の治療指針2024年版/代謝性アシドーシス
- ジェネラリストのための内科診断リファレンス/1 低ナトリウム血症
- ジェネラリストのための内科診断リファレンス/2 低カリウム血症・高カリウム血症
- 今日の救急治療指針 第2版/酸塩基平衡異常
- 今日の救急治療指針 第2版/動脈血ガス分析
- 新臨床内科学 第10版/1 酸塩基平衡の評価とアプローチ
- 今日の診断指針 第8版/尿細管性アシドーシス