診療支援
診断

6 慢性肝障害

慢性肝疾患の鑑別

無症状で多いものは脂肪肝,比較的頻度も病的意義も高いのはアルコールやB型/C型肝炎であるが,ABCDEFGHIJと覚えると漏れが少ない.

A.AIH(自己免疫性肝炎),Amyloidosis(アミロイドーシス)

B.B型肝炎

C.C型肝炎

D.Drug(薬剤性肝障害)

E.Ethanol(アルコール性肝障害)

F.Fatty liver〔脂肪肝,NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)〕

G.Growth(腫瘍),Granulomas(肉芽腫性疾患)

H.Hemodynamic(うっ血肝)

I.Inherited(遺伝性:ヘモクロマトーシス・Wilson病・α1-AT欠損症)

J.Juice(胆汁うっ滞:閉塞性黄疸,原発性胆汁性肝硬変,原発性硬化性胆管炎)

IgG>2,000mgとなるのは自己免疫性肝炎,IgAが高いのはアルコール性肝炎,IgMが高いのは原発性胆汁性肝硬変である.

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