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9 院内肺炎

院内肺炎の起因菌

院内肺炎は入院後48時間以降に発症した肺炎と定義される.

入院後5日以内の発症では市中肺炎と起因菌はほとんど同じである.

入院後5日を超えると緑膿菌肺炎やMRSA肺炎が問題となるが,特に後者の診断には慎重を要する.

Legionella肺炎の潜伏期は2-10日間なので入院早期には孤発例もありうる.

抗菌薬を使用すると菌交代現象から上気道にブドウ球菌がcolonizeするが,気道に親和性が高いわけではないので肺炎を起こすことは少ない.喀痰から

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