適応
1フェンタニルとの併用による手術,検査及び処置時の全身麻酔,並びに局所麻酔の補助
2単独投与による麻酔前投薬
用法
1導入麻酔:0.1~0.2mL/kg(ドロペリドールとして0.25~0.5mg/kg)をフェンタニル0.1~0.2mL/kg(フェンタニルクエン酸塩として7.85~15.7μg/kg)と共に緩徐に静注,又はブドウ糖液等に希釈し点滴静注 局麻補助:局所麻酔薬投与10~15分後,0.1mL/kg(ドロペリドールとして0.25mg/kg)をフェンタニル0.1mL/kg(フェンタニルクエン酸塩として7.85μg/kg)と共に緩徐に静注(増減) 20.02~0.04mL/kg(ドロペリドールとして0.05~0.1mg/kg)を麻酔開始30~60分前に筋注(増減) 注意用法・用量は患者の感受性,全身状態,術式,麻酔方法に応じて決めるが,フェンタニルとの併用による導入麻酔・局所麻酔又は単独投与による麻酔前投与は次による
①導入麻酔薬:アトロピン等の前投与後,本剤及びフェンタニルの1回量を緩徐に静注.尚,同時にGO,GOF等の吸入麻酔やチアミラール等の併用症例もあり
②局所麻酔の補助:メピバカイン等の持続硬膜外麻酔の補助
③麻酔前投薬:通常麻酔開始30分~1時間前に1回量を筋注.アトロピンが併用される場合あり
禁忌
1)過敏症
2)痙攣発作の既往歴(誘発)
3)外来患者(管理できないため)
4)重篤な心疾患(重篤な副作用発生の可能性)
5)QT延長症候群(QT延長発生)
6)新生児,乳児及び2歳以下の乳児
注意
〈基本〉
①一般の全身麻酔薬と同様,必ず気道確保,呼吸管理等の蘇生設備の完備された場所で麻酔医の管理下で使用
➋あらかじめ絶食させておく
③原則,麻酔前投薬を行う
④麻酔中は気道に注意して呼吸・循環に対する観察を怠らない
⑤麻酔の深度は必要な最低の深さにとどめる
⑥麻酔前に人工呼吸できる器具等を準備してお