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15 特発性細菌性腹膜炎(SBP)

特発性細菌性腹膜炎(SBP)の疫学

腹水中蛋白濃度が低い肝硬変患者やネフローゼ症候群ではSBPが高頻度に起こるが,それ以外の腹水貯留患者では稀である.

起因菌としては腸内細菌群が多いが,グラム陽性球菌も重要である.

腹水中の蛋白濃度が低い疾患でSBPは起こりやすい.補体低下・オプソニン活性低下がその主因とされる.


SBPの起因菌(n=1,333)


特発性細菌性腹膜炎の症候

腹水貯留を伴う肝硬変患者が発熱や腹部症状を訴えた場合に疑うが,高熱や激しい腹部症状を呈することはむしろ少ない.

原因不明の腹水増加,脳症の増悪,腎機能障害の進行,消化管出血の先行はSBPを疑うべき状況である.

SBPの診断


SBPの検査

臨床的にSBPが疑われれば腹腔穿刺を行い,腹水好中球≧250/μLであればSBPと考える.

腹水培養は感度を高めるために血液培養容器に10mL以上の腹水を入れる.血液培養は半数で陽性と

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