診療支援
診断

3 慢性冠動脈疾患(労作性狭心症)

冠動脈疾患のリスク要因

冠動脈疾患は高齢男性に多く30歳未満には稀である.

心筋梗塞の既往,喫煙,糖尿病,脂質異常症,高血圧症,慢性腎臓病,早発性家族歴がリスク要因として重要である.

冠動脈疾患のリスク要因


久山町スコア


労作性狭心症の病歴

労作によって再現性をもって誘発され,安静にて5-10分以内に軽快すれば可能性は高い.

30分以上の持続,吸気による疼痛増悪,嚥下障害の存在は可能性をかなり下げる.

欧米のプライマリケアにおいて,一枝以上に50%以上の狭窄を認める可能性


労作性狭心症の誘発因子・寛解因子

Angina scale

①坂を登ると10回中10回発作が起きる,②10回の発作のうち安静時に起こるのは0-1回のみ,③安静後5分以内に痛みは治まる,の3項目で評価


労作性狭心症の胸痛の持続時間・頻度


労作性狭心症の随伴症状


労作性狭心症の身体所見

身体所見ではearlobe

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?