抗リン脂質抗体症候群の臨床所見
◉動脈・静脈・小血管の血栓症や不育症に加えループスアンチコアグラント,抗カルジオリピン抗体,抗β2グリコプロテインⅠ(β2GPI)抗体のいずれかが12週間以上の間隔を空けて2回以上陽性となれば抗リン脂質抗体症候群と診断する.
◉静脈血栓症,脳卒中,皮膚潰瘍,網状皮斑(livedo),不育症,妊娠高血圧腎症が診断契機となることが多い.
◉血栓症はさまざまな動静脈に生じ,副腎静脈血栓からアジソン病を引き起こすこともある.
◉その他にも亜急性進行の認知症,てんかん,舞踏病,心臓弁膜症,溶血性貧血,血小板減少症など多彩な症候を呈しうる.
●抗リン脂質抗体症候群の罹患率は1-2/10万人年,有病率は40-50/10万である〔Curr Rheumatol Rep. 2022 Jan 5;23(12):85. PMID:34985614▶〕.
●抗リン脂質抗体症候群は原発性(53.1
関連リンク
- 今日の治療指針2025年版/抗リン脂質抗体症候群
- ジェネラリストのための内科診断リファレンス 第2版/9 全身性エリテマトーデス(SLE)
- ジェネラリストのための内科診断リファレンス 第2版/16 成人スチル病
- ジェネラリストのための内科診断リファレンス 第2版/10 血栓性微小血管障害症(TMA)
- 今日の皮膚疾患治療指針 第5版/抗リン脂質抗体症候群
- 臨床検査データブック 2025-2026/抗カルジオリピン-β2-グリコプロテインⅠ複合体抗体〔抗CL-β2-GPⅠ抗体〕 [保] 223点
- 臨床検査データブック 2025-2026/血管内皮増殖因子〔VEGF(VEGF-A)〕 [保] 460点
- 新臨床内科学 第10版/【5】抗リン脂質抗体症候群
- 新臨床内科学 第10版/【22】マクログロブリン血症
- 新臨床内科学 第10版/6 抗リン脂質抗体症候群