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診断

11 慢性硬膜下血腫

慢性硬膜下血腫の症候

脳萎縮により架橋静脈が伸展されている状態で,転倒などの軽微な外傷を契機に出血することが多いため,高齢者やアルコール使用障害患者に多い.

亜急性に進行する意識障害,頭蓋内圧亢進症状(頭痛・嘔吐),神経巣症状(歩行障害・片麻痺)で発症することが多いが,これらがすべて揃うことはむしろ少なく,1つでもあれば疑わなければならない.

手術を受けた慢性硬膜下血腫の頻度(2012-2014年,n=2,080)


慢性硬膜下血腫の臨床所見

両側性の場合は,片麻痺を認めることが少ない〔Int J Surg. 2013;11(7):544-8. PMID:23707986〕.

頭蓋内腫瘤の検出において聴性打診〔座位で前頭洞よりも上部を打診し,左右の頭蓋にて聴診する.打診にて濁音で,減弱していれば腫瘤(血腫)があると判断する〕が有用との報告があるが,慢性硬膜下血腫は2例しか含まれていない

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