臨床所見による神経学的予後予測
◉24時間以内に対光反射や角膜反射が出現すれば,比較的予後は良好であると期待できる.
◉72時間後に対光反射も角膜反射もみられない場合の神経学的予後は不良であるが,痛み刺激に対する反応性の評価も重要である.
◉臨床所見のみによる早期の予後予測には限界があり,ミオクローヌス重積や異常肢位のみで予後不良と断定してはならない.
●神経学的予後不良(CPC 3-5あるいはmRS 4-6)の予測
▶Cerebral Performance Categories(CPC) 3は日常生活に介助を要する場合,modified Rankin Scale(mRS) 4は歩行に介助を要するレベルを指す.図
▶除皮質肢位〔Br J Anaesth. 2000 Oct;85(4):632-4. PMID:11064628▶〕や除脳肢位〔Brain. 1970;93(2):381-92. PMID