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18 てんかん

てんかんの疫学

てんかんはもともと素因のある25歳未満と,脳器質的疾患の増える高齢者に発症しやすい.

てんかん発作を1回起こしただけでは再発しないことのほうが多いが,神経障害が存在する場合や脳波異常がある場合の再発率は高い.

ここでは大脳皮質に存在する神経細胞の異常で,過剰な電気的放電が同期して発生することにより突然現れる行動の変化をてんかん発作とよび,全身または一部の筋肉が過剰な収縮をするに至った場合を痙攣発作とよぶ.また誘発がなくてんかん発作を繰り返す疾患(あるいは1回の発作でも再発率が高いと考えられた場合)を,てんかんと定義する.

非痙攣性てんかん重積状態(nonconvulsive status epilepticus)については,A-10「意識障害」を参照のこと(「意識障害」の「非痙攣性てんかん重積状態」参照).


てんかん発作の頻度

てんかん発作の罹患率は61.44(50.75

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