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22 重症筋無力症

重症筋無力症の疫学

全年齢で発症しうるが,中高年齢で特に多い.

一部の症例では胸腺腫の合併が確認される.

世界的には有病率は12.4(10.6-14.5)/10万人である〔J Transl Med. 2021 Dec 20;19(1):516. PMID:34930325〕.

発症は全年齢でありうるが,高齢者に発症することが多い〔Neuroepidemiology. 2010;34(3):171-83. PMID:20130418〕.

日本での報告例は増加しており,2018年の有病率は23.1/10万人である.平均59[43-70]歳,男女比は1:1.15で女性に若干多い.50歳以上の発症が多いが(66.1%),4歳以下での発症もありうる(2.3%).家族歴は0.8%のみである.眼筋限局型は36.8%,6.9%でクリーゼの既往がある.胸腺腫は22.4%で確認される〔PLoS One.

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