診療支援
診断

6 椎体骨折

椎体骨折

高齢者では外傷がなくても椎体骨折を来す可能性がある.特に女性やステロイド使用者はリスクが高い.

脊椎叩打痛の有無や仰臥位が可能かどうかは,椎体骨折の診断に有用である.

急性期の椎体骨折であることの判断や,悪性腫瘍や脊椎炎との鑑別にはMRIが有用である.

急性腰痛症における椎体骨折の臨床診断

側腹部~腹部に放散痛を67%で認め,胸痛や腹痛が主訴となることもある〔Br J Rheumatol. 1991 Dec;30(6):418-21. PMID:1836154〕.

疼痛は2週間~3か月継続するのが典型的である〔Clin Rheumatol. 1989 Jun;8 Suppl 2:66-9. PMID:2758779〕.


椎体骨折の画像診断

X線写真による急性の椎体骨折の診断(MRIとの比較)

椎体骨折が臨床的に診断されているのは33%のみであり〔Am J Med. 199

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?