適応
以下の疾患における尿中への鉄排泄増加:原発性ヘモクロマトーシス,続発性ヘモクロマトーシス 注意
1)治療開始にあたり下記の総輸血量及び血清フェリチン値を参考
a)人赤血球濃厚液約100mL/kg以上(成人約40単位以上に相当)の輸血を受けた場合
b)輸血による慢性鉄過剰症として,血清フェリチン値が継続的に高値を示す場合
2)原発性ヘモクロマトーシスの治療にはまず瀉血療法.貧血,低蛋白血症等で瀉血療法が困難な場合のみ適用
用法
〔慢性鉄過剰症〕1日1,000mg 分1~2 筋注 維持量:1日500mg 〔重篤,ショック状態〕1回1,000mg 15mg/kg/時で点滴静注 ►1日80mg/kgを超えない ►1Vを注射用水5mLに溶解して使用
禁忌
1)無尿又は重篤な腎障害(透析中除く)(排泄遅延,透析膜は通過)
2)過敏症
3)妊婦・妊娠
注意
〈基本〉
①視力障害及び聴力障害→定期的に眼科的検査及び聴力検査
②投