診療支援
治療

主な組織化学染色
Histochemistry
山元 修
(鳥取大学教授)

【概説】組織化学染色は,免疫組織化学染色が普及した現在忘れ去られた感があるが,いまだに有用な情報を得ることが可能であり,場合によっては免疫組織化学染色より役立つこともあるため,知っておくべきである.組織中の生体分子(蛋白質,脂質,炭化水素,核酸など)に,ある特定の色素が結合しやすいという性質を利用して,目的の生体分子をその色素で際立たせることで,観察しやすくする方法である.


検査の進め方

 目的とする生体分子に応じて,適宜染色方法を選択する.代表的な組織化学染色

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