今日の診療
治療

ラパマイシン
Rapamycin
金田 眞理
(大阪大学寄附講座教授)

【概説】ラパマイシン(シロリムス)は1972年にイースター島の土壌から発見された放線菌Streptomyces hygroscopicusから単離されたマクロライド系の抗菌薬でイースター島(ラパ・ヌイ)のラパと,抗生物質を意味するマイシンとを合わせてラパマイシンと命名された.当初は抗真菌薬として開発されたがmTOR(mammalian/mechanistic target of rapamycin)に作用して免疫抑制作用や細胞増殖抑制作用などさまざまな作用を有することがわかり,最近は抗真菌薬としては使用されない.ラパマイシンの内服薬(Rapamune,ラパリムス)は免疫抑制薬,リンパ脈管筋腫症(LAM:lymphangioleiomyomatosis)の治療薬,抗悪性腫瘍薬,さらにアンチエイジングの薬剤としても注目されている.ラパマイシンの外用薬(ラパリムスゲル)は,結節性硬化症(TSC:

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