診療支援
治療

アフェレシス療法
Apheresis therapy
金蔵 拓郎
(鹿児島大学教授)

【概説】アフェレシス療法は体外循環によって,抗体・サイトカイン・細胞傷害性分子・代謝物質など,病因となっている血漿中の液性因子や細胞成分を分離・除去する治療法である.皮膚科領域でアフェレシス療法が保険適用となっている疾患は2020年の時点で天疱瘡・水疱性類天疱瘡,Stevens-Johnson症候群/中毒性表皮壊死症,膿疱性乾癬,関節症性乾癬である.アフェレシス療法は血漿交換療法と血球成分除去療法に大別され,前者には遠心分離法と血漿交換療法があり,血漿交換療法は

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