診療支援
治療

老人性白斑
Leukoderma senile
鈴木 民夫
(山形大学教授)

病態

 中高年者の体幹・四肢にみられる境界鮮明な5~10mm大,多発・散在する不完全脱色素斑を特徴する疾患(図20-4)

【頻度】加齢とともに発症率は高くなり,50歳以降では70%以上にみられる.ただし,20歳代でも数%にみられる.

【病因・発症機序】表皮基底層に局在する色素細胞のメラニン合成機能低下と数の減少によって発症する.その機序は不明であるが,多くの症例で中高年以降にみられることから色

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