診療支援
薬剤

HR クロザピン (clozapine)
クロザリル
(ノバルティス)
  25 mg ¥89.3 100 mg ¥314.9
クロザリル25

適応 治療抵抗性統合失調症
用法 初日1日1回12.5 mg 2日目1日1回25 mg 3日目以降25 mg/日ずつ増量,原則3週間かけて200 mg/日まで増量.50 mg/日を超える場合,2-3回分服 維持200-400 mg/日,2-3回分服.1回の増量は4日以上あけ,増量幅は100 mg/日以下 1日最大600 mg
警告 施設統合失調症の診断・治療に精通し,重篤な副作用に十分に対応でき,かつクロザリル患者モニタリングサービス(CPMS)に登録された医師・薬剤師のいる登録施設で,登録患者に対しCPMSの基準を満たす場合のみ実施,満たしていない場合は直ちに中止し適切に処置.有益性が危険性を上回る場合にのみ投与.継続が適切か定期的に判断.糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡等の死亡に至るおそれ.投与中はCPMSに準拠して定期的に血糖値等の測定を行う.症状の観察を十分に行い,高血糖の徴候・症状に注意するとともに,糖尿病治療に関する十分な知識と経験を有する医師と連携して適切に対応.糖尿病又はその既往歴や危険因子を有する患者は治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与.徴候が認められたら中止し,インスリン製剤を投与するなど適切な処置.IC患者又は代諾者に本剤の有効性及び危険性を文書によって説明し,文書で同意を得てから開始.耐糖能異常に関しては,口渇,多飲,多尿,頻尿等に注意し,異常が認められた場合には,直ちに医師の診察を受けるよう指導.血液障害は投与初期に発現する例が多いので,原則として開始後18週間は入院管理下とし,重篤な副作用発現に関する観察を十分に行う
禁忌 CPMSへの登録前(4週間以内)の血液検査で,白血球数が4000/mm3未満又は好中球数が2000/mm3未満.CPMSの規定を遵守できない患者.CPMSで定められた血液検査の中止基準により本薬の投与を

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