診療支援
薬剤

アルテプラーゼ (alteplase)
生物
アクチバシン
(協和キリン)
 (溶解液付)600万IU ¥36569 1200万IU ¥77757 2400万IU ¥157831
グルトパ
(田辺三菱)
 (溶解液付)600万IU ¥37435 1200万IU ¥81414 2400万IU ¥150139

適応 ❶虚血性脳血管障害急性期に伴う機能障害の改善(発症後4.5時間以内) ❷急性心筋梗塞における冠動脈血栓の溶解(発症後6時間以内)
用法 総量の10%は急速投与(1-2分間),その後残りを1時間で投与.発症後できるだけ早期に投与.添付の溶解液に溶解,必要に応じてで希釈 ❶34.8万IU/kg(0.6 mg/kg),静注 最大3480万IU(60 mg) ❷29万-43.5万IU/kg(0.5-0.75 mg/kg),静注
警告 脳出血による死亡例.適応患者の選択を慎重に行い,頭蓋内出血等の出血性有害事象の発現に注意し経過観察.虚血性脳血管障害急性期では添付文書の基準を満たす状況で使用し,また胸部大動脈解離の悪化・胸部大動脈瘤破裂で死亡例があるので胸痛・背部痛を伴う又は胸部X線で縦隔の拡大所見等,胸部大動脈解離・胸部大動脈瘤合併の可能性がある患者では十分検討
禁忌 共通:出血(頭蓋内・消化管・尿路・後腹膜出血,喀血),重篤な肝障害,急性膵炎.適応❶くも膜下出血の疑い,脳出血を起こす恐れが高い患者〔投与前に適切な降圧治療を行っても収縮期血圧185 mmHg以上・拡張期血圧110 mmHg以上,投与前血糖値400 mg/dL超,投与前CTで広範な早期虚血性変化(脳実質の吸収値がわずかに低下あるいは脳溝の消失),投与前CT・MRIで正中線偏位等の圧排所見,脳梗塞の既往(3か月以内),頭蓋内・脊髄の手術・傷害(3か月以内),頭蓋内出血の既往・頭蓋内腫瘍,動静脈奇形,動脈瘤等出血性素因〕,出血する恐れが高い患者〔消化管・尿路出血の既往(21日以内),大手術後日の浅い患者(14日以内),投与前の血小板数が10万/mm3以下〕,経口抗凝固薬・ヘパリンを投与中は投与前のPT-INRが1.7超・aPTTの延長,投与前の血糖値が50 mg/dL未満,発症時に痙攣発作が発現 適応❷出血する恐れ

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