診療支援
薬剤

HR キニジン硫酸塩水和物 (quinidine sulfate hydrate)
キニジン硫酸塩
(ヴィアトリス)
  1 g ¥119.7  100 mg ¥11.8
キニジン硫酸塩100

適応 期外収縮(上室・心室性),発作性頻拍(上室・心室性),新鮮心房細動,発作性心房細動の予防,陳旧性心房細動,心房粗動,電気ショック療法との併用及びその後の洞調律の維持,急性心筋梗塞時における心室性不整脈の予防
用法 原則入院投与.心房細動の除去が目的の場合:漸増法と大量投与法.その他の不整脈:少量持続投与,外来可.⑴試験投与 1回0.1-0.2 g,副作用発現時は中止,副作用を調べる際は血圧測定と心電図記録を行う.⑵漸増法(成人の慢性心房細動に対する例) 初回:1回0.2 g,3回/日(6-8時間おき).効果なし:2日目毎に1回0.4 g・0.6 gのごとく増量,又は1-2日目毎に4・5・6回/日のごとく回数増.効果あり:維持量に切り替え又は中止.6日間投与して効果なし又は副作用の発現:投与中止.原則昼間のみ投与.⑶大量投与法 1回0.4 g,5回/日,3日間.効果なし:投与中止.効果あり:維持量投与は漸増法と同様.⑷維持量投与 0.2-0.6 g/日,1-3回分服.電気ショック療法の併用及びその後の洞調律の維持:維持量投与に準ずる.基礎心疾患があり心不全を来す恐れのある患者・うっ血性心不全のある患者(重篤例を除く)は少量から開始等注意.少量から開始等注意
禁忌 刺激伝導障害,重篤なうっ血性心不全,高K血症 併禁 アミオダロン注,バルデナフィル,トレミフェン,ボリコナゾール,リトナビル,モキシフロキサシン,イトラコナゾール,フルコナゾール,ホスフルコナゾール,ミコナゾール,メフロキン 重大 高度伝導障害,心停止,心室細動,心不全,SLE様症状,無顆粒球症,白血球減少,再生不良性貧血溶血性貧血,血小板減少性紫斑病 注意 C 遮光 TDM2-5 μg/mL
選び方・使い方 Ⅰ群薬であるが,QT延長効果もありキニジン失神に注意.日本人は副作用として消化器症状が多くみら

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