診療支援
薬剤

重要 HR ランジオロール塩酸塩 (landiolol hydrochloride)
オノアクト
(小野)
 静注 50 mg ¥3920 150 mg ¥10522

適応 ❶手術時の心房細動・粗動,洞性頻脈 ❷手術後の循環動態監視下における心房細動・粗動,洞性頻脈(❶❷は頻脈性不整脈に対する緊急処置) ❸心機能低下例における頻脈性不整脈:心房細動・粗動 ❹生命に危険のある心室細動・血行動態不安定な心室頻拍(難治性かつ緊急を要する場合) ❺敗血症に伴う頻脈性不整脈(心房細動,心房粗動,洞性頻脈) ❻心機能低下例における頻脈性不整脈:上室頻拍・心房細動・心房粗動
用法 10 mg/mL以下になるよう等で溶解.❶0.125 mg/kg/分で持続静注後,0.04 mg/kg/分で持続静注,投与中は心拍数,血圧を測定し0.01-0.04 mg/kg/分で調節 ❷0.06 mg/kg/分で持続静注後,0.02 mg/kg/分で持続静注.5-10分を目安に目標とする徐拍作用が得られない場合,0.125 mg/kg/分で持続静注後,0.04 mg/kg/分で持続静注.投与中は心拍数,血圧を測定し0.01-0.04 mg/kg/分で調節 ❸❻開始1 μg/kg/分で持続静注,心拍数,血圧を測定し1-10 μg/kg/分で調節 ❹開始1 μg/kg/分で持続静注,心拍数,血圧を測定し1-10 μg/kg/分で調節.再発の場合は最大40 μg/kg/分まで増量可 ❺開始1 μg/kg/分で持続静注,心拍数,血圧を測定し維持量は適宜増減 最大20 μg/kg/分
禁忌 心原性ショック,糖尿病性ケトアシドーシス,代謝性アシドーシス,房室ブロック(Ⅱ度以上),洞不全症候群等の徐脈性不整脈,肺高血圧症による右心不全,未治療の褐色細胞腫・パラガングリオーマ,うっ血性心不全(❶❷❺の場合のみ) 重大 ショック,心停止,完全房室ブロック,洞停止,高度徐脈,心不全 RMP
選び方・使い方 超短時間作用型静注用β遮断薬で,プロプラノロールと比較してもβ1選択性が非常に高い.

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?