診療支援
薬剤

重要 ロキサデュスタット (roxadustat)
妊婦禁 授乳禁
エベレンゾ
(アステラス)
  20 mg ¥367.7 50 mg ¥758.7 100 mg ¥1370.5

適応 腎性貧血.赤血球造血刺激因子製剤(ESA)で未治療の場合の開始目安:血液透析Hb 10 g/dL未満,保存期慢性腎臓病・腹膜透析Hb 11 g/dL未満
用法 用量調整が必要な場合・休薬後は添付文書参照.開始後及び用量変更後Hb濃度が目標範囲に到達し安定するまでは1回/週-1回/2週Hb濃度を確認.Hb濃度が4週以内に2 g/dLを超える上昇を認めたら減量・休薬等適切な処置.Child-Pugh B・C:減量を考慮.⑴ESAで未治療 開始1回50 mg,3回/週(2-3日に1回).1回最大3 mg/kg ⑵ESAからの切り替え 開始1回70 mg又は100 mg,3回/週(2-3日に1回).1回最大3 mg/kg
警告 重篤な血栓塞栓症が現れ,死亡に至る恐れ.開始前に,脳梗塞,心筋梗塞,肺塞栓等の合併症及び既往歴の有無等を含めた血栓塞栓症のリスクを評価し投与の可否を慎重に判断.投与中は状態を十分に観察し,徴候や症状の発現に注意.症状が現れた場合,速やかに医療機関を受診するよう患者に指導
禁忌 (投与中・中止後一定期間避妊) 重大 血栓塞栓症,痙攣発作,中枢性甲状腺機能低下症 RMP高血圧 注意 投与中・終了後28日まで回避
選び方・使い方 2019年11月に発売された世界初のHIF-PH阻害薬で,経口投与により腎性貧血を治療する.ESAから切り替える場合,rHuEPO 4500 IU/週未満,ダルベポエチンアルファ20 μg/週未満,エポエチンベータペゴル100 μg/4週未満では本剤70 mg/回,それ以上では本剤100 mg/回で開始する.多価陽イオンを含有する経口薬剤や一部のリン吸着薬(セベラマー塩酸塩,ビキサロマー)と併用する場合は,本剤の作用減弱のおそれがあるため間隔をあけて投与する
Evidence ESA未治療の保存期CKD患者を対象に行われた非比較

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