診療支援
薬剤

エナロデュスタット (enarodustat)
妊婦禁 授乳禁
エナロイ
(日本たばこ)
  2 mg ¥263.4 4 mg ¥477.9
エナロイ2

適応 腎性貧血.赤血球造血刺激因子製剤(ESA)で未治療の場合の開始目安:血液透析Hb 10 g/dL未満,保存期慢性腎臓病・腹膜透析Hb 11 g/dL未満
用法 用量調節が必要な場合・休薬後は添付文書参照.開始後Hb濃度が目標範囲で安定するまでは1回/2週Hb濃度を確認.投与中はHb濃度等を1回/4週確認し必要以上の造血作用が現れないよう十分注意.4週以内に2 g/dLを超える上昇を認めたら減量・休薬等適切な処置.保存期慢性腎臓病・腹膜透析:開始1日1回2 mg,食前又は就寝前 1回最大8 mg.血液透析:開始1日1回4 mg,食前又は就寝前 1回最大8 mg
警告 重篤な血栓塞栓症が現れ,死亡に至る恐れ.開始前に,脳梗塞,心筋梗塞,肺塞栓等の合併症及び既往歴の有無等を含めた血栓塞栓症のリスクを評価し投与の可否を慎重に判断.投与中は状態を十分に観察し,徴候や症状の発現に注意.症状が現れた場合,速やかに医療機関を受診するよう患者に指導
禁忌 (投与中・中止後一定期間避妊) 重大 血栓塞栓症‍ RMP高血圧 注意 投与中・終了後4日間は回避
選び方・使い方 多価陽イオンを含有する経口薬剤や一部のリン吸着薬(セベラマー塩酸塩,ビキサロマー,炭酸ランタン)と併用する場合は,本剤の作用減弱のおそれがあるため間隔をあけて投与する
Evidence 保存期CKD患者(Kidney Int Rep 6 : 1840-1849, 2021),血液透析患者〔Kidney Dis(Basel)7 : 494-502, 2021〕を対象に行われたダルベポエチンアルファを対照群とした国内第Ⅲ相試験では,第20-24週にかけての平均Hb値はそれぞれ10.96 g/dL(95%信頼区間[CI]:10.84-11.07),10.73 g/dL(95%CI:10.56-10.91)であり,ダルベポエチ

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