診療支援
薬剤

重要 チアマゾール (thiamazole:MMI[別名]メチマゾール)
授乳禁
メルカゾール
(あすか)
  2.5 mg ¥9.8 5 mg ¥9.8  10 mg 1管 ¥111
メルカゾール5

適応 甲状腺機能亢進症
用法 症状がほぼ消失したら1-4週間毎漸減し維持量を投与.初期30 mg/日,3-4回分服 重症40-60 mg/日 維持5-10 mg/日,1-2回分服.初期5-10歳未満10-20 mg/日,10-15歳未満20-30 mg/日,2-4回分服 維持5-10 mg/日,1-2回分服.初期15-30 mg/日,3-4回分服 維持5-10 mg/日,1-2回分服,正常妊娠時の甲状腺機能検査値が低下しないよう,2週間毎に検査し必要最低限量を投与 主として救急の場合に1回30-60 mg,皮下注・筋注・静注(筋注はやむを得ない場合にのみ必要最小限とし神経走行部位を避ける.同一部位への反復注射は行わない)
警告 無顆粒球症による死亡報告.顆粒球の減少傾向等を認めたら直ちに中止し適切に処置.一度中止して再開する場合も同様に注意.無顆粒球症等が発現する恐れと検査の必要性を患者に説明(咽頭痛・発熱等が現れた場合は速やかに主治医に連絡させる.開始後2か月間は定期的な血液検査が必要なため通院することを説明).検査少なくとも開始後2か月間は原則2週に1回,以降も定期的に白血球分画を含む血液検査を実施
重大 汎血球減少再生不良性貧血無顆粒球症,白血球減少,低プロトロンビン血症,第Ⅶ因子欠乏症,血小板減少血小板減少性紫斑病肝障害,黄疸,多発性関節炎,SLE様症状,インスリン自己免疫症候群,間質性肺炎ANCA関連血管炎症候群横紋筋融解症‍ 注意 催奇形性の可能性 遮光
選び方・使い方 甲状腺機能亢進症に対する第一選択薬.経口困難の場合.注射製剤を用いる
Evidence 「バセドウ病治療ガイドライン2019」では,妊娠初期は使用しないことが強く推奨されている(エビデンスレベルB).「小児期発症バセドウ病診療のガイドライン2016」では小児の初期投与量は0

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