診療支援
薬剤

重要 HR メトホルミン塩酸塩 (metformin hydrochloride)
妊婦禁
グリコラン
(日本新薬)
  250 mg ¥9.8
メトグルコ
(住友ファーマ)
  250 mg ¥10.1 500 mg ¥10.3
250 mg
メトホルミン塩酸塩MT
(各社)
 AG 250・500 mg
メトホルミン塩酸塩MT
(DSPB)
(250 mgは後発品ではない)
 GE 250 mg
メトホルミン塩酸塩
(SN)
 500 mg
メトホルミン塩酸塩MT
(各社)
メトホルミン250MT TE

適応 グリコラン・メトホルミン塩酸塩「SN」❶.メトグルコ・メトホルミン塩酸塩MT❶❷.❶2型糖尿病(次のいずれかの治療で効果不十分の場合) ⑴食事・運動療法のみ ⑵食事・運動療法に加えてSU薬 ❷多囊胞性卵巣症候群(肥満,耐糖能異常,又はインスリン抵抗性のいずれかを呈する患者に限る) ⑴排卵誘発 ⑵生殖補助医療における調節卵巣刺激
用法 少量より開始.効果を観察しながら徐々に増量.腎機能を確認.eGFR 30-60 mL/分/1.73 m2:投与の適否及び投与量の調節を検討.30-45 mL/分/1.73 m2:治療の有益性が危険性を上回る場合のみ ❶開始500 mg/日,2-3回分服.グリコラン・メトホルミン塩酸塩「SN」:食後 1日最大750 mg.メトグルコ・メトホルミン塩酸塩MT:食直前又は食後 維持750-1500 mg/日(10歳以上500-1500 mg/日) 1日最大2250 mg(10歳以上2000 mg) ❷開始1日1回500 mg,忍容性を確認しながら増量し2-3回/日に分割.1日最大1500 mg ⑴排卵誘発薬併用.排卵までに中止 ⑵卵巣刺激薬併用.採卵までに中止
警告 ①乳酸アシドーシスを起こしやすい患者には投与しない(死亡例の報告).②定期的に腎・肝機能を確認,特に75歳以上では適否を慎重に判断
禁忌 ①乳酸アシドーシスを起こしやすい状態:乳酸アシドーシスの既往,eGFR 30 mL/分/1.73 m2未満又は透析患者(腹膜透析を含む),重度肝障害,ショック・心不全・心筋梗塞・肺塞栓等の心血管系・肺機能の高度障害及びその他の低酸素血症を伴いやすい状態,脱水症・脱水状態の懸念(下痢・嘔吐等の胃腸障害,経口摂取困難等) ②重症ケトーシス,糖尿病性昏睡・前昏睡,1型糖尿病 ③重症感染症,手術前後,重篤な外傷 ④栄養不良・飢餓・衰弱状態,

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