診療支援
薬剤

スチムリマブ (sutimlimab)
生物
エジャイモ
(サノフィ)
 静注 1.1 g ¥244074

適応 寒冷凝集素症
用法 そのまま又は希釈し投与.希釈する場合,無菌下,必要量をで500 mLに希釈.70 kg未満250 mL/時,70 kg以上500 mL/時を最大速度とし,0.2又は0.22 μmフィルターを使用.1回6.5 g(75 kg未満)又は7.5 g(75 kg以上),点滴静注.初回投与後は1週後に投与,以後2週間間隔
警告 古典的補体経路の阻害により髄膜炎菌,肺炎球菌,インフルエンザ菌等の莢膜形成細菌による重篤な感染症を発症することがあり,特に髄膜炎菌感染症は急激に重症化し死亡に至る恐れ.①髄膜炎菌等による感染症の初期徴候に注意し観察を十分に行い,髄膜炎菌等の感染症が疑われた場合は直ちに診察し抗菌薬の投与等適切な処置を行う.②原則,少なくとも2週間前までに髄膜炎菌及び肺炎球菌に対するワクチンを接種.必要に応じてワクチンの追加接種を考慮.③髄膜炎菌感染症は致命的な経過をたどることがある.医師緊急時に十分に措置.施設緊急時に十分に措置できる医療施設,又は髄膜炎菌感染症の診断及び治療が可能な医療施設との連携下で投与.④髄膜炎菌等の感染症のリスクについて患者に説明し感染症の初期徴候を確実に理解させ,感染症に関連する症状が発現した場合には,主治医に連絡するよう患者に注意を与える.⑤医師十分な知識.IC完治させる薬剤ではないこと,有効性・危険性
禁忌 髄膜炎菌感染症 重大 肺炎球菌・インフルエンザ菌感染症,髄膜炎菌感染症,infusion reaction RMP‍ 注意 遮光・凍結回避(2-8℃)
Evidence 最近の輸血歴を有する寒冷凝集素症の成人患者を対象に行われた国際多施設共同第Ⅲ相非盲検単一群試験(CARDINAL試験)と輸血を必要としない寒冷凝集症の成人患者を対象に行われた国際多施設共同第Ⅲ相無作為化二重盲検プラセボ対照試験(CADENZA試験)に

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