診療支援
薬剤

ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン (polyethylene glycol treated human normal immunoglobulin)
特生物
献血ヴェノグロブリンIH
(日本血液)
 静注(5%)5 g 100 mL ¥37871 (10%)0.5 g 5 mL ¥4540 2.5 g 25 mL ¥20165 5 g 50 mL ¥37871 10 g 100 mL ¥76469 20 g 200 mL ¥152778

適応 ❶無・低ガンマグロブリン血症 ❷重症感染症における抗菌薬との併用 ❸特発性血小板減少性紫斑病(他剤が無効,著明な出血傾向,外科的処置・出産等一時的止血管理を必要とする場合) ❹川崎病の急性期(重症で冠動脈障害の発生の危険がある場合) ❺多発性筋炎・皮膚筋炎における筋力低下の改善(ステロイドが効果不十分な場合に限る) ❻慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(多巣性運動ニューロパチーを含む)の⑴筋力低下の改善 ⑵運動機能低下の進行抑制(筋力低下の改善が認められた場合) ❼全身型重症筋無力症(ステロイド又はステロイド以外の免疫抑制薬が十分奏効しない場合に限る) ❽天疱瘡(ステロイドの効果不十分な場合) ❾血清IgG2値の低下を伴う肺炎球菌又はインフルエンザ菌を起炎菌とする急性中耳炎,急性気管支炎,肺炎の発症抑制(ワクチンによる予防・他の治療でも効果不十分で,発症を繰り返す場合に限る) ❿水疱性類天疱瘡(ステロイドの効果不十分な場合),ギラン・バレー症候群(急性増悪期で歩行困難な重症例) ⓫抗ドナー抗体陽性腎移植における術前脱感作
用法 直接静注する場合は極めて緩徐に行う.初日開始1時間は0.01 mL/kg/分,異常所見が認められなければ0.06 mL/kg/分まで徐々に上昇可.2回目以降前日の耐容速度で投与可 ❶1回200-600 mg/kg,3-4週間隔,点滴静注・静注 ❷1回2.5-5 g,1回100-150 mg/kg,点滴静注・静注,適宜増量 ❸200-400 mg/kg/日,点滴静注・静注.5日間使用しても改善を認めない場合:投与中止 ❹400 mg/kg/日,5日間,点滴静注・静注.又は2 g/kg,1回点滴静注(急激な循環血液量の増大に注意し5%は12時間・10%は6時間以上かける).適宜減量 ❺400 mg/kg/日,5日間,点滴静注(4週間は再投与しない) ❻

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