診療支援
薬剤

乾燥ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン (polyethylene glycol treated human normal immunoglobulin)
特生物
献血グロベニン-I
(武田)
 静注(溶解液付)0.5 g 10 mL ¥4357 2.5 g 50 mL ¥17072 5 g 100 mL ¥33459

適応 ❶無・低ガンマグロブリン血症 ❷重症感染症における抗菌薬との併用 ❸特発性血小板減少性紫斑病(他剤が無効で,著明な出血傾向があり,外科的処置・出産等一時的止血管理を必要とする場合) ❹川崎病の急性期(重症で冠動脈障害の発生の危険がある場合) ❺慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(多巣性運動ニューロパチーを含む)の⑴筋力低下の改善 ⑵運動機能低下の進行抑制(筋力低下の改善が認められた場合) ❻天疱瘡・SJS・TEN・水疱性天疱瘡,多発性筋炎・皮膚筋炎における筋力低下の改善(ステロイドが効果不十分な場合),ギラン・バレー症候群(急性増悪期で歩行困難な重症例),全身型重症筋無力症(ステロイド又はステロイド以外の免疫抑制薬が効果不十分な場合) ❼血清IgG2値の低下を伴う肺炎球菌・インフルエンザ菌が起炎菌の急性中耳炎,急性気管支炎・肺炎の発症抑制(ワクチン接種による予防・他治療で効果不十分で発症を繰り返す場合)
用法 添付で溶解,直接静注する場合は極めて緩徐に行う.初日開始1時間(❺⑵は30分間)は0.01 mL/kg/分,異常が認められなければ0.06 mL/kg/分まで上昇可.2日目以降前日の耐容速度.❶1回200-600 mg(4-12 mL)/kg,3-4週間隔,点滴静注・静注 ❷1回2.5-5 g(50-100 mL),1回100-150 mg(2-3 mL)/kg,点滴静注・静注 ❸200-400 mg(4-8 mL)/kg/日,点滴静注・静注.5日間使用しても改善を認めない場合:投与中止 ❹200 mg(4 mL)/kg/日,5日間,点滴静注・静注.又は2 g(40 mL)/kg,1回点滴静注(急激な循環血液量の増大に注意し12時間以上かける),適宜減量 ❺⑴400 mg(8 mL)/kg/日,5日間,点滴静注・静注(1か月間は追加しない),適宜減量 ⑵(1000

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