適応 ⑴通常療法:❶-❸自覚的及び他覚的症状の緩解 ❹-❾他の抗腫瘍薬との併用療法.❶肺癌,消化器癌,乳癌,骨肉腫 ❷悪性リンパ腫 ❸膀胱腫瘍 ❹乳癌(手術可能例の術前・術後化学療法) ❺子宮体癌(術後化学療法,転移・再発時化学療法) ❻悪性骨・軟部腫瘍 ❼悪性骨腫瘍 ❽多発性骨髄腫 ❾小児悪性固形腫瘍(ユーイング肉腫ファミリー腫瘍,横紋筋肉腫,神経芽腫,網膜芽腫,肝芽腫,腎芽腫等).⑵M-VAC療法 ❿尿路上皮癌
用法 静脈内投与では蒸・生に溶解,総量500 mg/m2以下.24時間持続静注では中心静脈カテーテルを留置
❶ワンショット静脈内投与,2-3クール繰り返す
①1クール:1日1回10 mg(0.2 mg/kg),4-6日間連日,7-10日間休薬
②1クール:1日1回20 mg(0.4 mg/kg),2-3日間,7-10日間休薬
③1クール:1日1回20-30 mg(0.4-0.6 mg/kg),3日間連日,18日間休薬
❷上記❶①-③に従う.必要に応じ輸液により希釈して静注.他の抗腫瘍薬併用での標準的な投与量・方法は以下のとおり.状態に応じ適宜減量
①1日1回25-50 mg/m2,繰り返す場合は少なくとも2週間以上あける
②1クール:1日目40 mg/m2,8日目30 mg/m2,その後20日間休薬,繰り返す
❸生20-40 mLに1-2 mg/mLになるよう溶解,ネラトンカテーテルで導尿,膀胱腔内を空にしたのち同カテーテルより膀胱腔内注入,1-2時間把持
1日1回30-60 mg,連日又は週2-3回
❹CPA併用.静注,4クール繰り返す
1クール:1日1回60 mg/m2,13又は20日間休薬(NK・サンドは20日間),適宜減量
❺CDDP併用.静注,3週毎に繰り返す
1日1回60 mg/m2,その後休薬,適宜減量