適応 ❶悪性胸膜中皮腫 ❷切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 ❸扁平上皮癌を除く非小細胞肺癌における術前補助療法(「NK」のみ)
用法 注射用は生で25 mg/mLに溶解,必要量を生で100 mLとする.葉酸及びビタミンB12を投与(添付文書参照).1コース:1日1回500 mg/m2,10分間かけて点滴静注,少なくとも20日間休薬,繰り返す.適宜減量.❶はCDDP併用,❸はニボルマブ及び白金系抗腫瘍薬併用 3コースまで
警告 ①施設緊急対応.医師十分な知識・経験.適応患者の選択は各併用薬の添付文書を参照し十分注意.IC.②重篤な副作用の軽減のため必ず葉酸及びビタミンB12を投与.③重度の腎障害で死亡例の報告があり投与しないことが望ましい.④多量の胸水・腹水を認める患者は体腔液排出を検討.⑤間質性肺炎発現の恐れ.胸部X線検査等を実施.発現が疑われたら中止し適切な処置を行う.⑥ヘルプ内凡例「(9)抗悪性腫瘍薬に共通する警告」及び添付文書参照
禁忌 本剤に対する重篤な過敏症歴,高度な骨髄抑制,妊 重大 白血球減少,好中球減少,Hb減少,リンパ球減少,血小板減少,貧血,発熱性好中球減少症,汎血球減少症,敗血症,肺炎,間質性肺炎,ショック,アナフィラキシー,重度の下痢,脱水,腎不全,TEN,SJS 注意 妊D 在宅 排泄 腎
選び方・使い方 肺癌診療ガイドライン2022年版より,Ⅳ期非扁平上皮非小細胞肺癌のドライバー遺伝子変異/転座陰性,PS0-1に対する1次治療で,PEMはプラチナ製剤併用レジメンの構成薬剤として使用され,推奨の強さ1.臨床試験での死亡例が報告され調査した結果を受け,葉酸投与でホモシステイン濃度を,ビタミンB12投与でメチルマロン酸濃度を低下させ,重篤な副作用の発現を軽減させる.腎機能低下患者へのNSAIDs併用投与の際は,NSAIDsの用法用量を最新の適正使