診療支援
薬剤

HR フルダラビンリン酸エステル (fludarabine phosphate:F-ara-A)
妊婦禁 授乳禁
フルダラ
(サノフィ)
  10 mg ¥3661.6 静注 50 mg ¥29566
フルダラ10

適応 ❶,静注❶-❹.❶貧血又は血小板減少症を伴う慢性リンパ性白血病.再発又は難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫・マントル細胞リンパ腫 ❷同種造血幹細胞移植の前治療:急性骨髄性白血病,骨髄異形成症候群,慢性骨髄性白血病,慢性リンパ性白血病,悪性リンパ腫,多発性骨髄腫 ❸腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置 ❹再発又は難治性の急性骨髄性白血病
用法 ❶ 1日1回40 mg/m2.1クール:5日間連日,23日間休薬.繰り返す.
標準体表面積(m2)あたり1日量
 0.89-1.13 40 mg 1.39-1.63 60 mg 1.89-2.13 80 mg
 1.14-1.38 50 mg 1.64-1.88 70 mg 2.14-2.38 90 mg 適宜減量
Ccr 30-70 mL/分:減量し慎重投与.目安は添付文書参照
静注 2.5 mLのに溶解,必要量を100 mL以上に希釈.約30分かけて点滴静注.❶20 mg/m2/日.1クール:5日間連日,23日間休薬.繰り返す Ccr 70 mL/分18 mg/m2 50 mL/分14 mg/m2 30 mL/分12 mg/m2 ❷他の抗腫瘍薬や全身放射線照射と併用.30 mg/m2/日,6日間連日,適宜減量 ❸再生医療等製品の用法・用量又は使用方法に基づく ❹他の抗腫瘍薬併用,30 mg/m2/日,5日間連日,適宜減量
警告 施設緊急対応.医師十分な知識・経験.IC.②重症の免疫不全,感染症・出血傾向等の重篤な副作用が増悪・発現の恐れ.頻回に血液検査,肝機能・腎機能検査等を綿密に実施.③致命的な自己免疫性溶血性貧血の報告.既往歴・クームス試験の結果にかかわらず綿密な検査を行う.④非照射血輸血でGVHDの恐れ,本薬治療中・治療後では照射血液を輸血.⑤ペントスタチン併用で致命的な肺毒性の報告.⑥ヘルプ内凡例

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