クラドリビン | 医学書院_医療情報サービス

適応 ❶ヘアリーセル白血病　❷再発・再燃又は治療抵抗性の疾患：低悪性度又はろ胞性B細胞性非ホジキンリンパ腫・マントル細胞リンパ腫

用法生以外の希釈液の使用不可　❶1コース：0.09 mg/kg/日（生500-1000 mL入り点滴バッグに加えて調製），7日間，持続点滴静注．1コース目で奏効が得られ再発・再燃が認められた場合にのみ1か月以上あけて2コース目投与可　❷⑴1コース：0.09 mg/kg/日（生500-1000 mL入り点滴バッグに加えて調製），7日間，持続点滴静注，3-5週間休薬，繰り返す．⑵1コース：1日1回0.12 mg/kg（生100-500 mL入り点滴バッグに加えて調製），2時間かけて点滴静注，5日間連日，少なくとも23日間休薬，繰り返す

警告 ①施設緊急対応．医師十分な知識・経験．IC．②骨髄抑制により重篤な副作用が発現又は増悪する恐れ，頻回に臨床検査（血液・肝・腎機能検査等）を行う等，状態を十分観察．③遷延性のリンパ球減少により，重症の免疫不全が増悪又は発現する恐れ，頻回に臨床検査（血液検査等）を行う等，免疫不全の徴候について綿密に検査．④稀に重篤な神経毒性の報告．⑤ヘルプ内凡例「（9）抗悪性腫瘍薬に共通する警告」及び添付文書参照

禁忌妊（避妊）　重大汎血球減少，リンパ球減少，好中球減少，白血球減少，血小板減少，貧血（赤血球減少，Ht値減少，Hb減少），敗血症，肺炎，進行性多巣性白質脳症，消化管出血，非可逆的不全対麻痺・四肢不全麻痺，腫瘍崩壊症候群，間質性肺炎，SJS，TEN，急性腎障害‍　注意妊D　在宅‍　保遮光・2-8℃（凍結回避）　排泄腎

選び方・使い方　造血器腫瘍診療ガイドライン2018年版より，再発・治療抵抗MCL に対して，2-CdA単独または他の抗腫瘍薬（特にR）との併用は推奨される薬剤の1つ（推奨グレードカテゴリー2B）