診療支援
薬剤

HR テガフール・ウラシル (tegafur・uracil:UFT)
妊婦禁 授乳禁
ユーエフティ
(大鵬)
 配合顆 ET 100 mg 1包〔テガフール(FT)相当量〕 ¥184 150 mg 1包 ¥278.8 200 mg 1包 ¥355 配合カ T 100 mg ¥148.5
ユーエフティT100

適応 ❶UFT通常療法:頭頸部癌,胃癌,結腸・直腸癌,肝臓癌,胆囊・胆管癌,膵臓癌,肺癌,乳癌,膀胱癌,前立腺癌,子宮頸癌の自覚的・他覚的症状の寛解 ❷LV・UFT療法:結腸・直腸癌
用法 ❶FT 300-600 mg/日(子宮頸癌600 mg/日),2-3回分服.他の抗腫瘍薬併用:上記に準じる ❷FT 300-600 mg/日(基準300 mg/m2),LV 75 mg/日,3回分服,同時併用(約8時間毎),食事の前後1時間を避ける.1クール(28日間連日,7日間休薬)を繰り返す
警告 ①TS-1と併用不可.②UFT通常療法:重篤な肝障害の恐れ.定期的に肝機能検査を行う(特に開始-2か月間は1回/月以上)等十分に観察し早期発見に努める.前兆・自覚症状と思われる食欲不振を伴う倦怠感等に注意.黄疸では直ちに中止し適切な処置.③LV・UFT療法:関連したと思われる死亡例の報告.施設緊急対応.医師十分な知識・経験.IC.両薬の添付文書を熟読.適応患者の選択を慎重に行い実施.④LV・UFT療法:重篤な下痢が起こり致命的な経過をたどる恐れ.激しい腹痛,下痢等を認めたら直ちに中止し適切な処置.脱水症状では補液等処置.⑤LV・UFT療法:重篤な肝障害・骨髄抑制が起こり致命的な経過をたどる恐れ.少なくとも開始から2クールは各クール開始前及び当該クール中に1回以上,以後も1クールに1回以上,肝機能・血液検査等で副作用の早期発見に努める.食欲不振を伴う倦怠感等の発現に十分に注意し黄疸が現れたら直ちに中止し適切に処置.⑥ヘルプ内凡例「(9)抗悪性腫瘍薬に共通する警告」及び添付文書参照
禁忌 重篤な骨髄抑制,重篤な下痢,重篤な感染症の合併,本剤に対する重篤な過敏症既往歴,‍ 併禁 TS-1(投与中・中止後7日以内) 重大 汎血球減少無顆粒球症,白血球減少,血小板減少貧血出血傾向溶血性貧血

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