診療支援
薬剤

HR アザシチジン (azacitidine)
妊婦禁 授乳禁
ビダーザ
(日本新薬)
  100 mg ¥38749
GE 100・150 mg
アザシチジン
(各社)

適応 骨髄異形成症候群,急性骨髄性白血病
用法 皮下注:4 mLで懸濁,点滴静注:10 mLで溶解し必要量を・乳酸リンゲル液50 mLに混合,用時調製.1サイクル:1日1回75 mg/m2,7日間,皮下注(皮下注が困難な場合10分かけて点滴静注),3週間休薬,繰り返す.適宜減量
警告 施設緊急対応.医師十分な知識・経験.IC.ヘルプ内凡例「(9)抗悪性腫瘍薬に共通する警告」及び添付文書参照
禁忌 (投与中・終了後一定期間避妊) 重大 好中球減少症(発熱性好中球減少症を含む),血小板減少症,白血球減少症,赤血球減少症,リンパ球減少症,単球減少症,汎血球減少症貧血無顆粒球症,敗血症,肺炎,脳出血頭蓋内出血消化管出血眼出血,血尿,処置後出血,間質性肺疾患,心房細動,心不全,ショック,アナフィラキシー肝障害,黄疸,腎不全,腎尿細管性アシドーシス,低血圧,腫瘍崩壊症候群‍ 注意 X 在宅
選び方・使い方 造血器腫瘍診療ガイドライン2018年版より,同種造血幹細胞移植が行われない高リスクMDSに対して第一選択薬である(推奨グレードカテゴリー1).本剤の有効性は4コースまでに現れることが多いが,4コース以降に効果が現れる症例も約25%見られるため,明らかな疾患増悪や有害事象による中止を除いて,有効性の判断は少なくとも4-6コース施行後に行う.Viale-A試験の結果より,強力な寛解導入療法に不適応のAMLに対してアザシチジンは単剤ではなくベネトクラクス併用で使用
Evidence AZA001試験では,生存期間の延長と白血病化までの期間延長が示された(Lancet Oncol 10 : 223-232, 2009).AZA-AML-001試験で,65歳以上で造血幹細胞移植不適応の未治療AMLに対してアザシチジン+ベネトクラクスが標準治療のAra-C+アントラサイクリンに

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