診療支援
薬剤

HR オキサリプラチン (oxaliplatin:L-OHP)
妊婦禁 授乳禁
エルプラット
(ヤクルト)
  50 mg 10 mL ¥14186 100 mg 20 mL ¥25503 200 mg 40 mL ¥45140
GE
オキサリプラチン
(各社)

適応 ❶治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌,結腸癌における術後補助化学療法,胃癌(A又はB法) ❷治癒切除不能な膵癌,小腸癌(A法)
用法 いずれも下記1サイクルを繰り返す.他の抗腫瘍薬と併用.5%に注入し250-500 mLとして2時間で点滴静注,適宜減量
 A法:1日1回85 mg/m2,少なくとも13日間休薬
 B法:1日1回130 mg/m2,少なくとも20日間休薬
警告 ①投与後数分以内のショック,アナフィラキシーの報告.十分観察し過敏症状を認めたら中止し適切な処置.回復後の再投与不可.②-LV・5-FU持続静注等の併用で有用であり用法・用量を遵守する.併用療法で致死的な重篤な副作用の恐れ.異常を認めたら適切に処置.③施設緊急対応.医師十分な知識・経験.IC.④ヘルプ内凡例「(9)抗悪性腫瘍薬に共通する警告」及び添付文書参照
禁忌 機能障害を伴う重度の感覚異常又は知覚不全,白金を含む薬剤過敏症歴,(投与中・終了後一定期間避妊) 重大 末梢神経症状,ショック,アナフィラキシー間質性肺炎,肺線維症,汎血球減少血小板減少,白血球減少,好中球減少,発熱性好中球減少症,貧血,HUS,薬剤誘発性血小板減少症溶血性貧血,視野欠損・障害,視神経炎,視力低下,血栓塞栓症,心室性不整脈,心筋梗塞,肝静脈閉塞症,急性腎障害白質脳症(可逆性後白質脳症症候群含む),高アンモニア血症,横紋筋融解症難聴,肺炎,敗血症,肝障害‍ 注意 D 在宅‍ 15℃以下で結晶析出(溶解して用いる)
選び方・使い方 切除不能・再発大腸癌に対する一次又は二次治療として,FOLFOX療法やXELOX(CapeOX)療法で使用される.ベバシズマブとの併用やセツキシマブ/パニツムマブとの併用(KRAS野生型の場合)も行われる.治癒切除不能膵癌に対してFOLFIRINOX療法での使用が認められ

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