診療支援
薬剤

HR イリノテカン塩酸塩水和物 (irinotecan hydrochloride hydrate:CPT-11)
授乳禁
カンプト
(ヤクルト)
 静注 40 mg 2 mL ¥2056 100 mg 5 mL ¥4640
トポテシン
(アルフレッサ)
 静注 40 mg 2 mL ¥1680 100 mg 5 mL ¥3866
静注
イリノテカン塩酸塩
(NP)
 GE静注
イリノテカン塩酸塩
(各社)

適応 ❶小細胞肺癌,非小細胞肺癌,乳癌(手術不能・再発),有棘細胞癌 ❷子宮頸癌,卵巣癌,胃癌(手術不能・再発),結腸・直腸癌(手術不能・再発) ❸悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫) ❹小児悪性固形腫瘍 ❺治癒切除不能な膵癌
用法 長時間の点滴では遮光.❶A法 ❷A又はB法 ❸C法 ❹D法 ❺E法.A・B・E法は・電解質維持液500 mL以上に,C法は250 mL以上に,D法は100 mL以上に混和する
A法:1日1回100 mg/m2,1週間間隔,3-4回,90分以上かけて点滴静注,少なくとも2週間休薬.繰り返す
B法:1日1回150 mg/m2,2週間間隔,2-3回,90分以上かけて点滴静注,少なくとも3週間休薬.繰り返す
C法:1日1回40 mg/m2,3日間連日,60分以上かけて点滴静注,1週毎2-3回繰り返し,少なくとも2週間休薬.繰り返す
D法:1日1回20 mg/m2,5日間連日,60分以上かけて点滴静注.1週毎2回繰り返し,少なくとも1週間休薬.繰り返す.適宜減量
E法:1日1回180 mg/m2,90分以上かけて点滴静注.少なくとも2週間休薬.繰り返す.適宜減量
警告 施設緊急対応.医師十分な知識・経験,IC.①臨床試験で骨髄抑制・下痢に起因したと考えられる死亡例がある.以下の患者には投与しない等慎重に適応患者を選択:骨髄抑制,感染症の合併,下痢(水様便),腸管麻痺,腸閉塞,間質性肺炎又は肺線維症,多量の腹水・胸水,黄疸,アタザナビル投与中.②頻回に血液・肝機能・腎機能検査等を実施.③特に以下に注意.投与前24時間以内に末梢血液検査を必ず実施し投与適否を判断.白血球数3000/mm3未満又は血小板数10万/mm3未満(膵癌FOLFIRINOX法は2クール目以降7.5万/mm3未満),あるいは白血球・血小板数がそれ以上であっても急激な減少傾向

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