パクリタキセル | 医学書院_医療情報サービス

適応 ❶非小細胞肺癌，子宮体癌，再発・難治性の胚細胞腫瘍（精巣腫瘍，卵巣腫瘍，性腺外腫瘍．他の抗悪性腫瘍と併用）　❷胃癌　❸乳癌　❹卵巣癌　❺再発・遠隔転移を有する頭頸部癌・食道癌，血管肉腫　❻進行・再発の子宮頸癌

用法以下のコースを繰り返す．適宜減量．投与時・前投薬の詳細は添付文書参照．❶A法　❷A又はE法　❸A又はB法　❹A又はC法　❺B法　❻D法又はF法

A法：1日1回210 mg/m²，3時間かけて点滴静注，少なくとも3週間休薬

B法：1日1回100 mg/m²，1時間かけて点滴静注，週1回，6週連続，少なくとも2週間休薬

C法：CBDCA併用，1日1回80 mg/m²，1時間かけて点滴静注，週1回，3週連続

D法：CDDP併用，1日1回135 mg/m²，24時間かけて点滴静注，少なくとも3週間休薬

E法：1日1回80 mg/m²，1時間かけて点滴静注，週1回，3週連続，少なくとも2週間休薬

F法（NKのみ）：他の抗腫瘍薬併用．1日1回175 mg/m²，3時間かけて点滴静注，少なくとも3週間休薬

警告施設緊急対応．医師十分な知識・経験，IC．骨髄抑制・高度の過敏反応に起因したと考えられる死亡例がある．頻回に血液・肝機能・腎機能検査等を実施し観察する．重篤な過敏症状の防止のため必ず前投薬実施（前投薬での死亡例もある）．症状を認めたら中止し適切な処置を実施．重篤な過敏症状既往には再投与不可．ヘルプ内凡例「（9）抗悪性腫瘍薬に共通する警告」及び添付文書参照

禁忌重篤な骨髄抑制，感染症の合併，ポリオキシエチレンヒマシ油含有製剤過敏症歴，妊（投与中・終了後一定期間避妊）　併禁ジスルフィラム，シアナミド，プロカルバジン　重大ショック，アナフィラキシー，白血球減少，好中球減少，貧血（Hb減少，Ht値減少，赤血球減少），血小板減少，汎血球減少，末梢神経障害，