HR エベロリムス (everolimus)

劇 妊婦禁 授乳禁

アフィニトール

(ノバルティス)

 錠（分散）2 mg ¥4327.9　3 mg ¥6333.5　錠 2.5 mg ¥5425.6　5 mg ¥10197.7

アフィニトール5

適応 ❶根治切除不能又は転移性の腎細胞癌．神経内分泌腫瘍　❷手術不能又は再発乳癌　❸結節性硬化症（分散錠は❸のみ）

用法 アゾール系抗真菌薬・マクロライド系抗菌薬・Ca拮抗薬・HIVプロテアーゼ阻害薬・シクロスポリン併用では本剤の減量を考慮．腎減量を考慮．❶1日1回10 mg，適宜減量　❷1日1回10 mg，適宜減量，内分泌療法薬併用　❸⑴成人の結節性硬化症に伴う腎血管筋脂肪腫　1日1回10 mg　⑵⑴以外　1日1回3 mg/m²．分散錠：用時，水に分散して服用

警告 ①施設緊急対応．医師十分な知識・経験．IC．②間質性肺疾患により死亡の報告．異常を認めたら適切な処置と共に投与継続の可否について慎重に検討．検査投与前・投与中は定期的に胸部CT検査を実施．③肝炎ウイルスキャリアで，投与期間中にウイルスが再活性化し肝不全により死亡の報告．治療中・終了後は，劇症肝炎・肝炎の増悪，肝不全の恐れ，ウイルスの再活性化に注意．検査定期的に肝機能検査を実施．④錠・分散錠の切り換えの際は血中濃度を測定．⑤ヘルプ内凡例「（9）抗悪性腫瘍薬に共通する警告」及び添付文書参照

禁忌 シロリムス又はシロリムス誘導体過敏症歴，妊（投与中・終了後最低8週間避妊）　併禁 生ワクチン　重大 間質性肺疾患，ニューモシスチス肺炎を含む肺炎，アスペルギルス症，カンジダ症，敗血症，腎不全，高血糖，糖尿病の発症・増悪，貧血，Hb減少，白血球・リンパ球減少，好中球減少，血小板減少，口内炎，アナフィラキシー，急性呼吸窮迫症候群，肺塞栓症，深部静脈血栓症，悪性腫瘍（二次発癌），創傷治癒不良，進行性多巣性白質脳症，BKウイルス腎症，血栓性微小血管障害，肺胞蛋白症，心囊液貯留　RMPクレアチニン増加，蛋白尿，出血，肝障害での安全性，CYP3A4・Pgp に関する相互作用　注意 妊C　保遮光防湿　TDM適応❸トラフ5-15 ng/m

初出:PocketDrugs2024 発行:2024年1月

収載:医学書院 医療情報サービス（2024年5月17日　掲-ID：pod_00000-00_a010b006c037z0001）