診療支援
薬剤

HR イブルチニブ (ibrutinib)
妊婦禁
イムブルビカ
(ヤンセン)
  140 mg ¥10409.5

適応 ❶慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む) ❷原発性マクログロブリン血症及びリンパ形質細胞リンパ腫 ❸マントル細胞リンパ腫 ❹造血幹細胞移植後の慢性移植片対宿主病(ステロイド投与で効果不十分な場合)
用法 CYP3A阻害薬併用では減量を考慮.⑴ポサコナゾール併用:1日1回140 mg.⑵ボリコナゾール併用:❶-❸は1日1回140 mg ❹は1日1回280 mg.Child-Pugh A:減量を考慮.❶1日1回420 mg,適宜減量 ❷リツキシマブ併用(投与困難な場合除く),1日1回420 mg,適宜減量 ❸1日1回560 mg,適宜減量,未治療の場合はベンダムスチン及びリツキシマブ併用 ❹成人・12歳以上 1日1回420 mg,適宜減量
警告 施設緊急対応.医師十分な知識・経験.IC.ヘルプ内凡例「(9)抗悪性腫瘍薬に共通する警告」及び添付文書参照
禁忌 中等度以上の肝障害,(投与中・終了後一定期間避妊) 併禁 イトラコナゾール,クラリスロマイシン,エンシトレルビル 重大 出血,白血球症,肺炎,敗血症,B型肝炎ウイルス・結核・帯状疱疹等の再活性化,進行性多巣性白質脳症(PML),貧血好中球減少症血小板減少症,心房細動,心房粗動,心室性不整脈,腫瘍崩壊症候群アナフィラキシーSJS,肝不全,肝障害間質性肺疾患‍ RMP眼障害,二次性悪性腫瘍,CYP3A阻害薬の併用,肝障害への使用 注意 D T1/24-9時間(140-560 mg)
低分子化合物の一般的注意:間質性肺炎を来す薬剤が多い.致死的であることも多く注意が必要.
選び方・使い方 del(17p)染色体異常を伴う高リスク慢性リンパ性白血病やマントル細胞リンパ腫の初回再発時などに使用される.出血傾向,心房細動の副作用があり,定期的に心電図検査を行うとともに,抗血小板薬や抗凝固薬の使用に関して

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