診療支援
薬剤

レノグラスチム (lenograstim)
生物
ノイトロジン
(中外)
  50 μg ¥2648 100 μg ¥4615 250 μg ¥11130

適応 フィルグラスチム(グラン):❶-❼❾❿,フィルグラスチムBS:❶-❼❿,レノグラスチム:❶-❽❿
❶造血幹細胞の末梢血中への動員 ❷造血幹細胞移植時の好中球数増加促進 ❸癌化学療法による好中球減少症 ❹HIV感染症治療に支障を来す好中球減少症 ❺骨髄異形成症候群に伴う好中球減少症 ❻再生不良性貧血に伴う好中球減少症 ❼先天性・特発性好中球減少症 ❽免疫抑制療法(腎移植)に伴う好中球減少症 ❾神経芽腫に対するジヌツキシマブの抗腫瘍効果の増強 ❿再発又は難治性の急性骨髄性白血病に対する抗腫瘍薬との併用療法
用法 レノグラスチムは用時1 mLに溶解.点滴静注ではいずれも5%等に混和.
❶1-2回に分割,皮下注,適宜減量.採取(アフェレーシス)終了前に白血球数50000/mm3以上に増加したら減量,減量後75000/mm3に達した場合は中止
⑴単独投与による動員
・フィルグラスチム:同種・自家末梢血幹細胞採取時.400 μg/m2/日,5日間連日又は採取終了時まで連日.採取は投与開始後4-6日目に施行
・レノグラスチム:自家末梢血幹細胞移植・末梢血幹細胞移植ドナー(成人)への投与.10 μg/kg/日,4-6日間,アフェレーシス終了時まで
⑵癌化学療法終了後の動員
・フィルグラスチム:自家末梢血幹細胞採取時,400 μg/m2/日.化学療法薬終了翌日,又は化学療法により好中球数が最低値を経過後-採取終了時まで連日
・レノグラスチム:5 μg/kg/日.化学療法薬終了翌日以降-アフェレーシス終了まで.十分な動員が期待できない場合 1日最大10 μg/kg
❷施行翌日ないし5日後より,1日1回.好中球数5000/mm3以上に増加:症状を観察しながら中止.好中球数が確認できない場合:白血球数の半数と推定
・フィルグラスチム:300 μg/m2点滴静注

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