診療支援
薬剤

HR パミドロン酸二ナトリウム水和物 (pamidronate disodium hydrate)
GE
パミドロン酸二Na
(沢井)
 注用 15 mg ¥3248 30 mg ¥6154

適応 ❶悪性腫瘍による高Ca血症 ❷乳癌の溶骨性骨転移(化学療法,内分泌療法,放射線療法と併用) ❸骨形成不全症
用法 1バイアルに又は5%5 mLを加えて溶解後,❶❷は総量500 mL以上の又は5%に,❸は0.1 mg/mL以下となるよう又は5%に希釈.いずれも4時間以上かけて点滴静注.低用量を用いる等慎重投与.❶1回30-45 mg,単回投与.再投与が必要な場合:初回の反応を確認するため少なくとも1週間の間隔を置く ❷1回90 mg,4週間間隔 1回最大90 mg.中止等適切に処置:⑴腎障害では投与前のScr値から1 mg/dL以上上昇 ⑵腎機能正常ではScr値が投与前から0.5 mg/dL以上上昇 ❸呼吸機能低下では初回は半量とすることを考慮.以下の用量を1日1回,3日間連続.以下の間隔で繰り返す 1日最大60 mg.2歳未満:1回0.5 mg/kg 2か月間隔(初回は半量とすることを考慮),2歳以上3歳未満:1回0.75 mg/kg 3か月間隔,3歳以上:1回1 mg/kg 4か月間隔
禁忌 ビスホスホネート過敏症歴 重大 ショック,アナフィラキシー急性腎障害ネフローゼ症候群間質性腎炎,臨床症状を伴う低Ca血症,間質性肺炎顎骨壊死・骨髄炎,外耳道骨壊死,大腿骨転子下・近位大腿骨骨幹部・近位尺骨骨幹部等の非定型骨折 注意 運転 B3 在宅
選び方・使い方 ❷では血中Cr3 mg/dL以下.観血的歯科処置(抜歯等)の直後あるいは予定している症例は避ける.現在はゾレドロン酸に取って代わられている.生理食塩液又は5%ブドウ糖液250(-500)mL+パミドロン酸90 mg 2-4時間(90分までは短縮可能),3-4週毎
Evidence 溶骨性骨病変をもつ乳癌患者例の,パミドロン酸90 mgとプラセボとの二重盲検比較試験において,骨合併症(骨

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