診療支援
薬剤

メサドン塩酸塩 (methadone hydrochloride)
授乳禁
メサペイン
(帝國)
  5 mg ¥184.8 10 mg ¥351.2

適応 他の強オピオイド鎮痛薬で治療困難な中等度-高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛
用法 細菌性下痢のある患者ではやむを得ない場合を除き投与しない.他の強オピオイド鎮痛薬から切り替え,初回投与量は本剤投与前に使用していた強オピオイド鎮痛薬の用法・用量を勘案,1回5-15 mg,3回/日.初回投与後及び増量後7日以内の増量不可.低用量から開始等慎重投与
警告 ①癌性疼痛の治療に精通,本剤のリスク等に十分な知識を持つ医師のみ投与 ②QT延長や心室頻拍(TdP含む),呼吸抑制等が現れ,死亡例の報告.重篤な副作用により,致命的な経過をたどる恐れ.有益性が危険性を上回る場合のみ投与.③開始時及び増量時は特に患者の状態を観察,副作用の発現に注意.薬物動態は個人差が大きく,呼吸抑制は鎮痛効果よりも遅れて発現することもある.他のオピオイド鎮痛薬に対する耐性を有する患者では本剤に対する交差耐性が不完全,過量投与となる恐れ
禁忌 重篤な呼吸抑制,重篤なCOPD,気管支喘息発作中,麻痺性イレウス,急性アルコール中毒,出血性大腸炎 原則禁 細菌性下痢 併禁 ナルメフェン(投与中・中止後7日以内) 重大 ショック,アナフィラキシー,依存性,呼吸停止,呼吸抑制,心停止,心室細動,心室頻拍(TdP含む),心不全,期外収縮,QT延長,錯乱,せん妄,肺水腫,無気肺,気管支痙攣,喉頭浮腫,腸閉塞,麻痺性イレウス,中毒性巨大結腸,肝障害‍ 注意 適正使用講習・理解度確認試験が必要 運転 C 投薬14日 遮光・気密容器
選び方・使い方 所定の手続きを経た医師のみが処方できる.他の強オピオイドでの鎮痛が難しい場合に使用される.難治性疼痛が予測される場合には早めに使用できる医師にコンサルトするのが望ましい.他のオピオイドとの等鎮痛比が確立しておらず,血中濃度が定常状態に達するのに時間を要するため増量間隔は原則

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