診療支援
薬剤

重要 トラマドール塩酸塩・アセトアミノフェン (tramadol hydrochloride・acetaminophen)
授乳禁 小児禁
トラムセット
(ヤンセン)
 配合錠 ¥36.6
GE配合錠
トアラセット
(各社)
トラムセット

適応 非オピオイド鎮痛薬で治療困難な次の鎮痛:❶非癌性慢性疼痛 ❷抜歯後疼痛
用法 18歳未満の肥満,閉塞性睡眠時無呼吸症候群又は重篤な肺疾患には投与しない.最大1回2錠,8錠/日.空腹時回避が望ましい ❶4週間経過して効果がない場合は他の適切な治療への変更を検討.中止する場合は退薬症候の発現を防ぐために徐々に減量.1回1錠,4回/日,投与間隔は4時間以上 ❷1回2錠.追加投与は4時間以上あける
警告 重篤な肝障害の恐れ,アセトアミノフェンとして1500 mg/日(4錠/日)を超える高用量で長期投与する場合,定期的に肝機能等を確認.トラマドール又はアセトアミノフェンを含む他の薬剤(OTC薬含む)との併用で過量投与の恐れ,併用回避
禁忌 アルコール・睡眠薬・鎮痛薬・オピオイド鎮痛薬・向精神薬による急性中毒,治療により十分な管理がされていないてんかん,消化性潰瘍,重篤な血液の異常,重篤な肝・腎障害,重篤な心機能不全,アスピリン喘息又は既往,12歳未満 併禁 MAO-I(投与中・中止後14日以内),ナルメフェン(投与中・中止後7日以内) 重大 ショック,アナフィラキシー痙攣,意識消失,依存性,TENSJS急性汎発性発疹性膿疱症間質性肺炎・腎炎急性腎障害,喘息発作の誘発,劇症肝炎,肝障害,黄疸,顆粒球減少症,呼吸抑制,DIHS 注意 C 運転 T1/2トラマドール 約5-5.5時間,アセトアミノフェン 約3時間(1-3錠)
選び方・使い方 がん疼痛では一般には推奨されない.他のオピオイドの単味製剤を使用するほうが低用量から安全に使用でき,疼痛増強時のレスキュー薬の対応も簡便である.トラムセット1錠中には,アセトアミノフェン325 mg,トラマドール37.5 mgが含まれている.トラマドール37.5 mgは,経口モルヒネで7.5 mg,経口ヒドロモルフォン1.5 mg,

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