診療支援
薬剤

HR セルトリズマブペゴル (certolizumab pegol)
シムジア
(UCB)
 皮下注(シリンジ)200 mg 1 mL ¥57801 (オートクリックス)200 mg 1 mL ¥57116

適応 ❶原則既存治療で効果不十分:関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む) ❷既存治療で効果不十分:尋常性・関節症性・膿疱性乾癬,乾癬性紅皮症
用法 他の生物製剤を併用しない.投与中は生ワクチンを接種しない.❶1回400 mgを初回,2週後,4週後.以後1回200 mg,2週間隔,症状安定後1回400 mg,4週間隔も可.12週以内に治療反応が得られない場合は継続再考 ❷1回400 mg,2週間隔,症状安定後1回200 mg,2週間隔又は1回400 mg,4週間隔も可.16週以内に治療反応が得られない場合は継続を再考
警告 ①重篤な感染症,脱髄疾患の発現・悪化,悪性腫瘍発現の報告.完治させる薬剤でないこと等を患者に説明し理解の上,有益性が危険性を上回る場合のみ投与.重篤な副作用により致命的な経過となり得るので,緊急時対応できる施設・医師の管理指導のもと実施.発現したら主治医に連絡させる.②日和見感染症等の致死的な感染症の報告.結核が発症し,致命的な例の報告.問診,胸部X線,IFNγ遊離試験,ツ反,適宜胸部CT検査等を実施.結核既往歴及び疑い例は,診療経験を有する医師と連携の下,原則,本剤開始前に抗結核薬を投与.検査が陰性でも,投与後活動性結核を認めた例もある.③脱髄疾患の症状・画像診断上の発現・悪化が抗TNF製剤で報告.脱髄疾患・既往歴には投与不可.疑い例では画像診断を実施する等,十分に観察.④施設緊急対応.医師十分な知識・経験.⑤では投与前に少なくとも1剤の抗リウマチ薬等の使用を勘案,では治療開始前に光線療法を含む既存の全身療法(生物製剤を除く)の使用を十分勘案
禁忌 重篤な感染症,活動性結核,脱髄疾患及びその既往,うっ血性心不全 重大 敗血症,肺炎,結核,アナフィラキシー,多発性硬化症,視神経炎,横断性脊髄炎,ギラン・バレー症候群汎血球減少症再生不良性貧血を含

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