診療支援
薬剤

HR トシリズマブ (tocilizumab)
生物
アクテムラ
(中外)
 静注 80 mg 4 mL ¥10995 200 mg 10 mL ¥25805 400 mg 20 mL ¥54665 皮下注(シリンジ)162 mg 0.9 mL ¥32485 (キット)162 mg 0.9 mL ¥32608

適応 静注❶-❸❺-❽,皮下注❶❹.❶-❹❻は既存治療で効果不十分な場合:❶関節の構造的損傷の防止を含む関節リウマチ ❷多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎 ❸全身型若年性特発性関節炎 ❹高安動脈炎,巨細胞性動脈炎 ❺キャッスルマン病に伴う症状・検査所見の改善(リンパ節の摘除が適応とならない場合):C反応性蛋白高値,フィブリノーゲン高値,赤血球沈降速度亢進,Hb低値,Alb低値,全身倦怠感 ❻成人スチル病 ❼腫瘍特異的T細胞輸注療法に伴うサイトカイン放出症候群 ❽SARS-CoV-2による肺炎(酸素投与を要する患者に限る)
用法 他の抗リウマチ生物製剤は併用しない.投与中は生ワクチンを接種しない.静注用時調製,必要量をで希釈(25 kg以下50 mL,25 kg超100-250 mL),1.2 μm以下のインラインフィルター使用.❶❷1回8 mg/kg,4週間隔,点滴静注 ❸❺❻1回8 mg/kg,2週間隔,点滴静注,1週間まで投与間隔短縮可 ❼1回8 mg/kg(30 kg未満は1回12 mg/kg),点滴静注 ❽ステロイド併用,1回8 mg/kg,点滴静注.改善しない場合は初回終了から8時間以上あけて同量を1回追加投与可 皮下注❶1回162 mg,2週間隔,皮下注 効果不十分1週間まで投与間隔短縮可.12週までに治療反応が得られない場合は継続を慎重に再考 ❹1回162 mg,1週間隔,皮下注
警告 ①重篤な感染症により致命的な経過となり得る.投与により感染症に伴う症状が抑制されるため感染症の発見が遅れ,重篤化する恐れ.十分に観察し問診.症状が軽微で急性期反応を認めなくても,白血球・好中球数の変動に注意.疑う場合,胸部X線,CT等の実施.②重篤な感染症発現,完治させる薬剤でないこと等を患者が理解し,有益性が危険性を上回る場合のみ投与.③❶❷では開始前に少なくとも1剤

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