診療支援
薬剤

HR アバタセプト (abatacept)
生物
オレンシア
(ブリストル)
 静注 250 mg ¥54444 皮下注(シリンジ)125 mg 1 mL ¥28375 (オートインジェクター)125 mg 1 mL ¥28547

適応 静注❶❷,皮下注❶.既存治療で効果不十分な場合:❶関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む) ❷多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎
用法 他の生物製剤は併用しない.投与中は生ワクチンを接種しない.静注10 mLで溶解し,100 mLとなるよう希釈,0.2-1.2 μmのインラインフィルター使用.初回投与後,2週,4週に投与,以後4週の間隔,30分かけて点滴静注 ❶60 kg未満1回500 mg,60-100 kg以下1回750 mg,100 kg超1回1 g ❷75 kg未満1回10 mg/kg,75-100 kg以下1回750 mg,100 kg超1回1 g 皮下注投与初日に負荷投与として静注用製剤の点滴静注後,同日中に125 mgを腹部・大腿部・上腕部のいずれか皮下注(同一箇所への繰り返しを避け,新たな部位は前回と3 cm以上離す).その後125 mg,週1回.又125 mg,週1回からの開始も可
警告 ①重篤な感染症等の恐れ.致命的な感染症,腫瘍発現の報告.完治させる薬剤でないこと等も含め患者が理解し有益性が危険性を上回る場合のみ投与.施設医師重篤な副作用により致命的な経過となり得るので,緊急時対応できる施設・医師のみ実施.発現したら担当医に連絡させる.②開始前に少なくとも1剤の抗リウマチ薬の使用を勘案.医師十分な知識・経験
禁忌 重篤な感染症 重大 敗血症,肺炎(ニューモシスチス肺炎を含む),蜂巣炎,局所感染,尿路感染,気管支炎,憩室炎,急性腎盂腎炎,ショック,アナフィラキシー,低血圧,蕁麻疹,呼吸困難,間質性肺炎‍ 注意 C 在宅‍ 遮光・2-8℃(凍結回避)
選び方・使い方 T細胞選択的共刺激調節薬.共刺激分子CD28を介するシグナルを阻害するCTLA-4-Ig融合蛋白.MTXとの併用で高い寛解導入率.長期使用にても安全性,有効性の維持に

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