診療支援
薬剤

HR フィルゴチニブマレイン酸塩 (filgotinib maleate)
妊婦禁 授乳禁
ジセレカ
(ギリアド)
  100 mg ¥2519.9 200 mg ¥4893.6
ジセレカ200

適応 既存治療で効果不十分な場合:❶関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む).少なくとも1剤の抗リウマチ薬等による適切な治療を行っても疾患に起因する明らかな症状が残る場合 ❷中等症から重症の潰瘍性大腸炎の治療及び維持療法.少なくとも1剤の既存治療薬による適切な治療を行っても疾患に起因する明らかな臨床症状が残る場合
用法 開始直前及び投与中は生ワクチンを接種しない.eGFR 30-60 mL/分/1.73 m2未満:1日1回100 mg,15-30 mL/分/1.73 m2未満:適否を慎重に判断し1日1回100 mg,15 mL/分/1.73 m2未満は使用しない ❶1日1回200 mg.状態に応じ1日1回100 mg可.抗リウマチ生物製剤,JAK阻害薬,免疫抑制剤(局所製剤以外)は併用しない ❷1日1回200 mg.維持1日1回100 mg可.開始後10週(目安)で治療反応が得られない場合は他の治療法への切り替えを考慮.生物製剤,JAK阻害薬,免疫抑制薬(局所製剤以外)は併用しない
警告 ①重篤な感染症の発現・悪化及び関連性不明の腫瘍の発現の報告.完治させる薬剤でないことも含め患者が理解し有益性が危険性を上回る場合のみ投与.施設医師緊急対応(重篤な副作用により致命的な経過となり得る).発現したら主治医に連絡させる.②致死的な感染症の報告.十分な観察を行う等,発現に注意.結核の報告,既感染者では顕在化・悪化の恐れ.問診,胸部X線,IFNγ遊離試験,ツ反,胸部CT検査等を実施.既往歴及び疑い例は診療経験を有する医師と連携の下,原則,本剤開始前に抗結核薬を投与.検査が陰性でも投与後活動性結核を認めた報告もある.③医師十分な知識・経験.④では少なくとも1剤の抗リウマチ薬等の使用を十分勘案.⑤では少なくとも1剤の既存治療薬の使用を十分勘案
禁忌 重篤な感染症,活動性結核,末期

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